麻雀

前回の続き、アガリ方について詳しく説明していきたいのですがその前に鳴きについて説明します。


   6、鳴き
      鳴きとは、自分の欲しい牌を他家(ターチャ、自分以外の別の人のことを指す)が捨てたときに特定の動作を取ることによって、その牌を拾い自分で使うことができる動作のことです。鳴きには三種類あります。


      6.1チー
         チーとは自分が欲しい牌を上家(カミチャ、自分の左隣の人)が捨てたときに、その牌を使って順子を作ることを言います。チーをしたいときは「チー」と発声してできた面子を自分の右側に置き、全員に見えるようにします。そして不要牌を一枚捨てて動作完了です。もう少し詳しく説明しますと
塔子(ターツ、面子になる手前の牌の組み合わせ。マンズを23と持っていれば1と4で面子が完成する両塔子といい、12と持っていれば3で面子が完成する辺塔子(ペンターツ)、5と7を持っていれば6で面子が完成する嵌塔子(カンターツ)という)が手牌にあるとして、面子が完成する牌を上家が切ったときにチーと発声して行います。注意すべき点はチーできるのは上家が捨てた牌だけという点で、他の鳴きとは異なりますので注意してください。

      6.2ポン
         ポンとは自分が欲しい牌を他家(ターチャ、自分以外の三人のこと)が捨てたときに、その牌を使って刻子を作ることを言います。ポンをしたいときは「ポン」と発声してできた面子を自分の右側に置き、全員に見えるようにします。そして不要牌を一枚捨てて動作官僚です。もう少し詳しく説明しますと
萬子の22を持っているときに他家が萬子の2を捨てたとき、白を二枚持っているときに他家が白を捨てたときなどに実行します。チーとは違い、他家全ての捨て牌に対し鳴くことができます。

      6.3カン
         カンには三種類あり、自分の手牌に同一牌が四枚あるとき(例えば萬子を5555と持っている場合)に「カン」と発声してその四枚を右側に晒します。これを暗カンと言います。
二つ目が、自分の手牌で暗刻子ができていて、他家がそれと同一牌を捨てたとき(例えば白を暗刻子で持っていて(暗刻子で持っていることを俗に何々をアンコっているという)他家が白を捨てた時など)に「カン」と発声して捨てた一枚+自分の三枚を右側に晒すことで、大明槓(ダイミンカン)と言います。
三つ目が、ポンをして自分の右側に晒している三枚と同一牌をツモってきたとき(中をポンしていて三枚を右側に晒している状況で中をツモってきたときなど)に「カン」と発声してツモってきた一枚を加えます。これを加槓(チャカン)と言います。
そして、どのカンにも共通してしなければならない動作があります。カンをした後にリンシャン牌をツモり、カンドラ表示牌をめくることです。リンシャン牌とは、王牌のドラ表示牌の隣の四枚の牌のことです。図で説明すると


牌牌ド牌牌牌牌
牌牌牌牌牌牌牌  の王牌の、ドラ表示牌の左側の四枚のことをリンシャン牌と言い


13
24     の順で、カンした人が一枚ツモります。


カンドラ表示牌とはドラ表示牌の右側の上の牌のことを指します。


牌牌ドカカカカ
牌牌牌牌牌牌牌   カと書かれている牌がカンドラ表示牌でカンされる度にドラ表示牌の右隣の牌からめくってオープンしていきます。


リンシャン牌をツモったら、手牌+リンシャン牌の内から不要牌を一枚捨てカンの動作は終了です。ちなみにカンが四回行われた場合は流局(リュウキョク)、つまりその場はそこで終了となります。例外として誰か一人でカンを四度行った場合は続行されます。ただし五度目のカンが成立した瞬間流局になります。



注意すべき点として、それぞれの鳴きはできるタイミングと対象が異なります。
チーは対象が上家のみで、上家が捨てた時にできます。
ポンは対象が他家全てで、他家が捨てた時にできます。
暗カンは自分が牌をツモってきた後、牌を捨てるまでの間できます。
大明槓はポンと一緒です。
加槓は暗カンと同じです。
この点に注意しましょう。

鳴きをすれば手牌は進むのですがもちろん良いことばかりではありません。手牌を晒して変更ができなくなるのですから柔軟性が失われますし、自分の四つの面子のうちの一つがバレるのですから他家に警戒されやすくなります。四回鳴いたときの自分の残り手牌は一枚になるのですが、この状態だと裸っ単騎(スッタンキ)と呼ばれ馬鹿にされてしまうこともあります。他にも面前(メンゼン、一度も鳴いてない状態を指す)という権利が失われるのですが、これは上がり方、ひいては役にも大きな影響があります。とりあえず今回はここまで



いい加減複雑になってきたし説明が面倒になってきた件について
・・・どっか麻雀のルールを説明してるサイトを紹介すればそれで事足りるんじゃないだろうか?